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この4月より出雲市民病院院長職を拝命いたしました。
金森隆前院長のもと、法人内全職員、生協組合員の皆様、さらには地域の方々の大きな力添えをいただき、当院がこの地に新築移転してすでに9年が経過しようとしています。さらに今年は当院の前身である出雲大衆診療所が開設されてから60年目の節目に当たる年でもあります。この長い法人・病院の歴史と、その間の先輩諸氏の大変なご尽力、旧法人友の会・生協組合員の皆様から寄せられた当院への期待の大きさを考えますと、この重責に身が引き締まる思いです。 当院は出雲医療生協の基幹病院として、急性期から亜急性期にかけての入院診療や病院ならではの総合的な外来診療、さらには健診や人間ドックなどの旺盛な保健予防活動と、幅広い医療活動を展開してまいりました。今後ともこうした地域に密着した総合的な医療活動を発展させ、さらに質を高める努力を重ねてゆかねばならないと考えています。その一方で、大学病院・県立中央病院という急性期大規模病院が隣接し、また多くの医院・診療所が存在するこの地域の中で、今後は他の医療機関との連携をさらに強め、地域の医療・健康水準の向上に寄与することも当院の大きな役割と認識しています。
旧自民党政権により1980年代より進められてきた医療費抑制政策の爪痕は深く、昨年の政権交代後も医療・福祉を取り巻く情勢は決して好転しているとはいえません。当院におきましても、依然として厳しい経営状況や医師・看護師確保の課題など、難問も山積しています。しかし、私達には困難な状況の中から地域の方々と共に力を合わせて現在の医療生協組織を創り上げてきた歴史があります。厳しい状況であればこそ、さらに職員一同団結して皆様に信頼していただける医療を目指し努力してゆく所存です。今後とも皆様のご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
2010年4月1日
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