「今、求められる医師像について」

2004年04月17日

  • 講師:山本和利氏(札幌医大医学部地域医療総合医学講座教授)

    高木@島大5年です。
    4月17日、札幌医大地域医療総合医学講座の山本和利教授の講演が出雲でありました。
    山本先生が訳された「患者中心の医療」を予め買い、森さんから「2章から読むと分かり易いよ」とアドバイスまで貰っていながら、結局1ページも読まずに講演を聴きに行きました(汗
    会場には市民病院の職員さんがたくさん、医学生が10人弱、そしてなんと高校生が数人と様々な人が来ていました。
    山本先生のお話は、家庭医がどうして求められているのか、専門医と家庭医の役割の違い、プライマリケアについてなど非常に分かりやすい内容でした。
    特に印象に残った言葉が「患者は会った最初の10秒でその医師にどのぐらい話そうかを決める」というものでした。
    極端に言えば、医師患者関係を良好に築くことが出来るか否かが、初対面の印象に懸かっているということです。
    これには、非常にプレッシャーを感じますね。
    また、患者さんが何を求めているのか、言葉に出さない患者さんの訴えをどのようにして引き出すかが大切であるとも言われました。
    どれほど医療者側が言葉で「患者のための医療」「何でも相談に乗ります」と言っても医療者側に態度が伴っていなければ、患者さんにはその気持ちは届かず、患者さんの思いを引き出すことはできません。
    まぁ、当然と言えば当然ですが・・・と、またまた診察の仕方の難しさを感じた一日でした。(メーリング・リストより)

    関連リンク

カテゴリ:講演会・学習会

一覧へ戻る

ページ上部へ
記事カテゴリー
トピックス
後期研修
家庭医療セミナー
講演会・学習会
学会関係
リサーチ
メディア掲載
お知らせ

フォトアルバム
セミナー