第37回日本医学教育学会大会

2005年07月29日

  • 出雲市民病院1年目研修医の高橋です。
    7月29、30日と日本医学教育学会大会へ参加してきました。
    29日には演題発表「指導医と研 修医の患者満足度比較研究」(しかもセッションのトップバッター!)をしてきました。内容は昨年と今年の内科導入期研修の期間に入退院された患者様を対象 に①症状・治療法の説明、②相談に対する応答、③基本的な接遇態度、④信頼感、⑤病状の回復状況、⑥病気に対する不安や悩みについて質問したところ、研修 医群と指導医群で有意差は無く、研修医が主治医であっても患者様の満足度は下がらないという結果になったというものです。そして最後に初期研修における指 導医への時間的体制的保障が重要であるといった点に触れました。
      発表後のディスカッションでは、①高齢者と若い人では医療者への対応が違うと思うが、その点について検討しているか?②研修医が「主治医」とはどういう 意味で言っているのか?③実際には指導医群と指導医+チーム群ではないのか?④医師個人による個別性の有意差はあるのでは?といった質問が出たと記憶して います。①は予想していましたが、今回は検討出来ていません。②は紹介時に主治医であることと研修医であることを本人に伝えています。③は基本的に指導医 は研修医が主治医の患者様の前には出ず、日常的かつ細やかに相談・サポートしている。いわゆる屋根瓦方式で、シニアレジデントのより近いサポートもある が、患者様本人への対応は基本的に主治医が1人でしていること、と回答しました。④は有り得そうですが、今回は検討していません。なかなか緊張し、勝手も 少し違ったので焦ってしまいました。
    しかし、今回の調査・準備・発表を含め、医学教育学会参加は非常に貴重な経験となりました。内発的モチベーションが更に高まりました!しかし東京は暑かった…。

カテゴリ:学会関係

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