第38回日本医学教育学会大会
2006年07月29日
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- 出雲市民病院2年目研修医の高橋@今月より小児科研修中です.
7月29,30日と第38回日本医学教育学会大会へ参加してきました.大会は「今,医学教育に求められていること」との基調テーマで開催されました.
シンポジウム2つと,教育講演1つを拝聴し,一般演題口演発表を行いました.今の日本の医学教育学分野にて非常に旬な話題であ る,Reflection,Reflected Practitioner養成,成人教育理論,Self-directed Learning:SDLが基調であったと思われます.
一般演題では「Self directed Learner:SDLの指標に関する文献検索とそ の活用に関する考察 」を発表しました.21世紀の医師にとって必要なプロフェッショナリズム・人格・能力であるSDLの指標について文献検索を行い,SDLRS,日本語版 SDLRSという尺度を知った.日本語版SDLRSを医学生68名に施行した先行研究はあるが,それ以外の研究は無いため,今回,高橋の身近な医師20名 を対象に日本語版SDLRSを施行した.結果を先行研究の医学生の結果と比較し,医師の方がSDLのレディネス形成が 高い傾向があると分かった.今後,より大規模でのナチュラルコースを観察する横断研究が必要である.といった内容の発表をしました.幸い,火だるまになる事も無く,会場・座長からも非常に好意的なコメントを頂きました!
演題発表にあたり,ご協力頂いた方々に御礼申し上げますm(__)m(メーリング・リストより)
カテゴリ:学会関係