家庭医療ワークショップ@出雲

2011年11月26日

  • 11月26日(土)、医学生、研修医を対象に家庭医療ワークショップを開催しました。
    第1部は「家庭医のキャリアアップ」がテーマでした。森先生の講演では、「『親切なやぶ医者』でもいいじゃないかと思う」という言葉が学生の心に響いたようです。
    第2部は「家庭医の実践」についてでした。藤原悠子医師は、看取りの事例を紹介、人生の最期を迎える患者さんとご家族さんをどう支えてきたかを淡々と語り、参加者の感動を呼びました。また、藤原和成医師は、家族的にも社会的にも非常に複雑な問題を抱えた事例を取り上げ、医師としてどのように対応すればいいのか、学生同士でディスカッションもしました。
    こうした医療は大学の授業では聞くことができず、学生らは大変興味深く聞き入っていました。ワークショップ後も何人もの学生が「今度ぜひ家庭医療の実習をしたい」といっていました。これらの実践の根底にある「患者中心の医療」や「家族指向型ケア」の視点が伝わったのではないかと思います。

    【第1部 家庭医のキャリアアップ】
    ■講演「日本の家庭医のこれまでとこれから~日本における家庭医のキャリアアップを考える~」(尼崎医療生協 本田診療所所長 森敬良先生)
    ■家庭医療後期研修プログラム発表
    ①浜田医療センター家庭医育成教育プログラム ②兵庫民医連家庭医療後期研修プログラム阪神コース ③出雲家庭医療学センター後期研修プログラム
    【第2部 家庭医の実践】
    ■セッション①「End of Life Care~人生の締めくくりを支える~」(大曲診療所所長 藤原悠子)
    ■セッション②「ミッション・コンプレックス~困難事例への家庭医のアプローチ~」(大曲診療所 藤原和成)

カテゴリ:講演会・学習会

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