第10回総合診療ワークショップを開催しました
2015年10月31日
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第10回総合診療ワークショップを開催しました!
10月31日(土)に医学生を対象とした「第10回総合診療ワークショップ」を島根大学で開催し、家庭医療や総合診療に興味のある医学生12名、講師としてICFMをはじめとした10名の医師が参加しました。企画・運営は、松本賢治先生をはじめ県立中央病院や大学病院の家庭医療専攻医(後期研修医)が中心となって行いました。
始めに「総合診療医(家庭医)とは?」というテーマで総合診療医とは何か、どのような仕事をしているかなどの概要を説明し、その後、架空の症例を提示して、考えられる疾患を挙げる鑑別診断やBPSモデル(※1)を考慮した問題点、患者さんへのアプローチを小グループに分かれてワークショップを行いました。最後には、県内や県外で活躍する、高橋賢史先生、来住知美先生(大阪市立総合医療センター・感染症内科)、久野遥加先生(筑波大学附属病院・総合診療グループ)の3名の先生に家庭医を選択した理由や実際に行った研修などについてお話いただきました。
今年のワークショップでは、総合診療医になる上で重要なBPSモデルを中心に学び、総合診療医独特の視点や思考を体験することができる勉強会となりました。
【内容】
①総合診療医って何?
②BPSモデルで考える総合診療医の目線
③Meet the experts
高橋賢史先生、来住知美先生(大阪市立総合医療センター・感染症内科)、久野遥加先生(筑波大学附属病院・総合診療グループ)
※1 BPS(Bio-Psycho-Social model):生物心理社会モデルとは、医学的診断(生物)、精神状態(心理)、置かれた状況(社会)をバランスよくアプローチして、患者さんをケアするための枠組み。
カテゴリ:講演会・学習会