ポートフォリオ発表会
2007年10月06日
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- 出雲市民病院/出雲家庭医療学センター家庭医療科の高橋です.
毎年恒例となった研修医のポートフォリオ発表会を10月6日に行い,院内の医師,看護師,他スタッフだけでなく地域の方々も参加されました.
法人理事長の「若い先生は希望の星である」との挨拶から始まり,研修プログラム責任者の小松先生から初期研修とポートフォリオ評価についての解説があり,研修医の松原先生が発表されました.
松原先生は,この半年の導入期研修の中で印象に残っているDM教育についてのオリジナルなtipsを取り上げました.先生が大切にしているのは,患者さ んのDMに対する理解・イメージからまず出発し,知識を補足する形のDM教育をしている事,血糖コントロールの目標値をバシっと示すことで,患者さん自身 に意識してもらう事だそうです.
実際に退院後も良好なコントロール(HbA1cが半年で12%→6%台)が持
続している患者さんの例を示されました.
会場からは,「患者さんの解釈モデルから出発しているのが素晴らしい」「糖尿病の専門医になってほしい」などのフィードバックが出されました.研修医の最初の成長をスタッフや患者さん,地域の方々と喜び合うという企画の趣旨が十分に満たされた会となりました.
ちなみに私の発表は,「処方しているのは『満足』です」と題し,日常診療上で患者さんの満足を意識した診療を行っていること,お看取りの場面での満足度向上を意識していることを発表しました.
奥野先生は,「オクノ流診療所マネージメント」について発表されました.人を大切にすること,その上でのミッションの遂行,診療所所長としてのマネージメントの勉強法などを発表されました.
最後は金森院長から導入期研修修了証が手渡され,研修・診療場面のスライドショーによる,感動的なセレブレートタイムにて閉幕しました.(メーリング・リストより)
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