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より良い医療のために専門職としてのあり方を模索。

管理栄養士
山加 沙紀
2004年入職

Q.1

出雲市民病院に入職を希望した理由を教えてください。

前職は新卒で県外の病院に勤務しており、主に患者さんへの栄養相談業務をしていました。でも、私自身がほとんど料理をした経験がない状態だったので、年配の方々を相手に栄養相談をすることに、自分で矛盾を感じるようになっていました。ちょうどそんな時期に、出雲市民病院で管理栄養士の求人があることを知り、見学させてもらったところ、広くて衛生的な厨房に感動し、「ここで調理の経験を積みたい!」という気持ちになりました。
入職後の1年は、とにかく毎日厨房で調理です。ここでは食材や調味料を仕入れ、野菜の皮をむくところから全て職員が行っているので、本当に手作りのできたての食事を患者さんにご提供しています。調理の経験を積み、献立の作成もできるようになったことで、栄養相談にも自信が持てるようになったことを覚えています。

Q.2

やりがいを感じるのは、どのような時ですか。

現在は主に地域包括ケア病棟で、入院患者さんの栄養管理を行っています。まず入院された時点で、入院時回診を行い、患者さんの栄養状態を評価します。高齢者の方はあまり食べられていない方が多いので、効率よく必要な栄養を取るためにはどうしたらいいのか、他の職種とも相談しながら、退院に向けた計画を立てています。
飲み込みの力に合わせた食形態にすることはもちろん、患者さんの嗜好に配慮した食材や調理法を取り入れることができるのは、やはり院内の厨房で調理を行っているからですね。患者さん一人一人に応じたきめ細かな関わり方ができるので、患者さんご本人からも「おいしく食べられるようになったよ」「ありがとう」などの声をお聞きすることができます。私自身もベッドサイドに何度も行かせてもらうので、直接、患者さんとお話できる機会が多く、とてもやりがいを感じています。

Q.3

これからの目標を教えてください。

数年前に地域包括ケア病棟ができた時に、担当の管理栄養士になりました。振り返ってみると、専門職として、ここで何が求められているのか。どのように介入すれば患者さんのお役に立てるのか。他の職種との連携を深めるために必要なことは何なのか。さまざまなことに思いを巡らせながら、管理栄養士としてのあり方を模索してきた数年でしたが、最近になってようやく、私なりに形が見えてきたように感じています。
元気な人にとっても、そうでない人にとっても、食べることは当たり前のことで、生きる上で欠かせないことですよね。人の健康ということに対して、管理栄養士に何ができるのか、こちらでの経験を通して、さらに可能性を感じるようになりました。日々進歩を続ける医療のことも今以上に知識を蓄え、経験を重ね、患者さんの生活のお役に立てるよう、探求していきたいと思います。

入職希望者へメッセージ

出雲市民病院は中小規模なので、患者さんも職員もみんなの顔が分かり、お互いに声をかけ合いやすい雰囲気があります。「患者さんのために」という思いで団結し、医師、看護師、介護福祉士、リハビリ職、薬剤師など、多職種と密に情報交換ができるので、さまざまな知識や考え方に触れられます。自分自身を高めることができる環境も、魅力の一つだと思います。