出雲市民病院医師研修へのフィードバック&アドバイス
2005年09月02日
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- 前野哲博先生(筑波大学附属病院総合臨床教育センター助教授)
〈スケジュール〉
14:45 事前打ち合わせ
15:00 出雲市民病院初期研修のアウトラインのご紹介
15:30 研修医回診
16:30 研修医の日常業務の見学
17:00 前野先生からのフィードバック&アドバイス
18:00 終了
出雲市民病院1年目研修医の高橋です。
2日の午後3時間ほど、筑波大助教授の前野哲博先生が当院の研修を見学に来られ(来院は出雲で開かれた指導医講習会の「ついで」です)、フィードバックも頂きましたので報告します。
はじめに、研修医の高井先生から当院の研修の概要を説明し質疑応答しました。その後、病棟へ上がって研修医回診・ディスカッションに参加して頂きました。 当院内科研修では毎朝研修医回診を行っていますが、この日は特別に前野先生が来られる時間に合わせて行いました。30秒プレゼンのコツや、臨床的推論の例 を指導して頂きました。最後に1時間ほど当院研修へのフィードバック・アドバイスを頂きました。
短い時間でしたが、非常に勉強になりま した。プレゼンや推論の未熟さを改めて思い知らされましたが・・・。先生から言われたことで印象的だったのが「先生達はいつ頃から、今くらいのことが出来 ているの?」という言葉です。これは現時点の到達が評価されていると勝手ながら思いました。非常に嬉しかったです。(メーリング・リストより)
大曲診療所の森です。
高橋先生がよく言われる「主治医として研修をするほうが問題解決能力がより向上するのでは?」ということに対して、前野先生が好意的に捉えてくださったので安心しました。
そして「主治医」「副主治医」「担当医」などの呼び方ではなく、いかに一定の安全性と裁量権を与えるかが成長のカギであると思いました(でも「主治医」と いう呼び方にはこだわっていきたいですけど)。とくに前野先生が医学教育学会で話された「研修医とストレスとの関係(というような演題名でした。すみませ ん不正確です。。)」が印象的でした。裁量権や達成感がストレスを軽減することが示されましたが、それは当院の研修システムではおおよそ実現しているかと 自負できました。(メーリング・リストより)
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